【陰陽五行論塾】2021年1月の動向

こんにちは。
陰陽五行論塾事務局です。

皆様、あけましておめでとうございます。
陰陽五行論の新年は2021年2月3日からですが、
新年の区切りとして己丑月は最適な始まりです。

様々な変化を強いられた昨年でしたが、
この1年は自ら変化し、新たな枠組みを創っていく、
その序章となることを祈念して今月の動向をお届けいたします。

今月(1/5~2/2)は己丑月です。

土性で陰の十干「己(きど)」と、
土性で陰の十二支「丑(うしど)」が
組み合わさった干支です。

己は田畑、平原、などを表し、
丑は湿った土、季節では晩冬を表します。

そのため、己丑は「春を待つ水豊かな田畑」というイメージです。
己丑月のポイントは以下の通りです。

◆理想の環境を整える

今月は、60ある干支月の中でもトップクラスにいい月です。

それが年明けにくる2021年は、
最高のスタートになるといってよいでしょう。

肥沃の土を有する田畑、春の訪れはすぐそこに息づいています。

何をするにおいてもうまくいく、なんか運がいい、
そのようなことを感じられる1ヵ月となります。

とはいえ、季節はまだ冬ですから、
環境をしっかりと整えていくことが大切です。

冷たい田畑には、
何よりあたたかな太陽の光=丙(火性)が必要です。

火性伝達本能の陽ですから、
多くの人と想いをわかち合いましょう。

想いを伝えるだけでも充分ですが、
喜び、苦しみ、悲しみ、楽しさといった感情をも共有できたら、
自分の火性だけでなく相手の火性までも動かすのではないでしょうか。

そして、田畑には適度な雨=癸(水性)も必要です。

水が多すぎてもいろいろ問題が出てきますが、
定期的な知識の習得は欠かせません。

純粋で知性に富んだ慈愛の雨は、万物を育みます。

さらに、種と若苗が揃えば、理想的な環境が揃います。

種と若苗は木性ですが、己丑月(土性)に関しては
金性としての行動力の意味も出てきます。

つまり、今月は五行と五本能のすべてをバランスよく意識することがポイントとなります。

理想の環境であるからこそ、維持するためには、
細やかな配慮とメンテナンスが必要となるです。

陰陽の等価交換法則。

恵まれた月を謳歌するためには、
やはりそれなりの代償が必要となるのです。

だからこそ得られる対価は豊かな才能と無限の可能性、
これから訪れる春の恩恵を存分に味わえることでしょう。

◆帝王としての謙虚さを

うまくいくからといって自分一人でやるのではなく、
他者の力を借りることで運気が上がります。

そのためには謙虚さが必要です。

世間一般的な意味としての
”控えめでつつましい”ばかりが謙虚さではなく、
自分の軸を持ち、堂々と想いを発信しながらも、
他者への心配りと慈愛を尽くす。

これが帝王としての謙虚さではないでしょうか。

他者の力を借りるためにお願いする必要はなく、
日々周りにお尽くしするその在り方が、
勇気を与え、信頼を構築し、自然と力を貸してくれます。

私たちがこれまで体験してきたあらゆるすべての痛みは、
そのまま他者を救う力として発揮することができますが、
不安や恐れから、自分にはそんな力も価値もないと思ってしまいます。

しかし、それは謙虚とは違います。

私には他者を救う力も、変革を促す力もないけれど、
それでも誰かの一助になるならば、
我が事は脇に置いて、一所懸命目の前の人に寄り添う。
ご縁に感謝し、今この瞬間を生き抜く。

これが帝王学的謙虚さだと思います。

今月は内に力量を溜め込み、他力によって才を発揮する月です。

せっかくの1年の初め、
目先の自己利益を追究するのではなく、
心の声に耳を傾け、真の目的を見極め、
焦らずコツコツと環境を整えてまいりましょう。

◆後悔なき人生を

精神世界にいながらにして、
現実を動かす力量を発揮することができます。

枯れない井戸のごとく、
尽きることのない能力を手にできますが、
目的がなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。

なんのために生きているのか?

明確な答えは出ないかもしれませんが、
そもそも答えなんてないのかもしれませんが、
私たちは生きている限り、
この問いと向き合い続けるのではないでしょうか。

陰陽五行論が教えてくれる原理原則は多々ありますが、
その中でも今月にふさわしいものを抜粋して挙げてみます。

すべてにおいて良い悪いはなく、成長には痛みがともなう。

今、私たちが生きているということは、動かしようのない事実です。

望む望まざるとに関わらず、誰もが親から生まれてきました。

そして、多くの出会いと別れと喜びと悲しみを経て、
こうしてご縁でつながっております。

どうせ生きるならば烈しく!
いつか訪れる死を美しく!

一人では不安でも、
共通言語を持つたくさんの仲間が全国にいます。
私たちは決して一人ではありません。

2021年がどのような年になるとしても、
それぞれに後悔しない人生を、ともに歩んでいきましょう!

皆様、心から愛しております。

◆2021年冬の土用丑の日は、1月17日と1月29日です。

前回の秋の土用に続き、
今月も2回ウナギが食べるチャンスがありますね。

万全の態勢で春を迎えましょう!

以上、己丑月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただけますと幸いです。

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