【陰陽五行論塾】2020年12月の動向

こんにちは。
陰陽五行論塾事務局です。

今年もいよいよ僅かとなってまいりました。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。

この1年は、まさに庚子にふさわしい大きな変化の年になりましたね。
師走の今月は、寒さや厳しさの中にあっても、
悠然とそびえる山々のように、
本当に大切なものは何か、
ブレない在り方とは何かを探究する日々のお力添えとなりますことを願いまして、
今月の動向をお届けいたします。

今月(12/7~1/4)は戊子(ぼどのね)月です。

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、
水性で陽の十二支「子(ねすい)」が
組み合わさった干支です。

戊は山、山岳などを表し、
子は大海や広大な湖、季節は真冬を表します。

そのため、戊子は「地底湖のある冬の山岳」
というイメージです。

戊子月のポイントは以下の通りです。

◆万物育成の才あり

今月は、天から聡明さを授けられます。
耳良くして聞き分け、目明るくして見分け、
理解力と判断力に長じます。

耳に入ってきた情報を
ただの音として受け取るのではなく、
その内容と背景に想いを馳せ、
目に映り込んだ光景からは
必然性とメッセージを見出していくことで、
ものごとの道理を知り、
本質を切り抜く力を手にするでしょう。

戊子は、豊かで広遠な愛が
慈潤たる聡明さを得ることで、
万物育成の力を持ちます。

簡潔に言えば、愛情に知性が加われば
人を育てる条件がそろうということです。

今月は人材育成・教育において
大きな効果を発揮します。

自己変革なくして成長はありえませんが、
1人では所詮1馬力です。

組織が、チームが、家族が変容した際に起こる影響力は、
個人の比ではありません。

しかしながら、人は自分にとって都合よく解釈するものです。

聞きたいようにしか聞かず、
見たいものしか見ようとしません。

今月、まずは我が事として自分に源泉を置き、
エゴや見方・捉え方のフィルターを通さず
ありのままを見聞きする。

その上での育成における成果は、
想像をはるかに超えることでしょう。

天から授かりし聡明さを、未来のための育成に!

◆有限の肉体と無限の精神

いかなる変化が訪れようとも、
多方面に才能を発揮しうまく対処することができます。

これまではそんなにうまくいかなかったのに
なんだか器用にこなせる、
不得手だったものでも人並にできる、
そのような体験があるかもしれません。

仕事でも勉強でも
無尽蔵に詰め込むことができる月となりますが、
反面、すべてが中途半端になる要素も出てきます。

良い悪いではありませんが、
本当にやりたいことは何か、大切なものは何かを
見極めていくことが大事になってきます。

戊子月のポイントは、無限の可能性です。

抽象度が上がりますが、
もう少し学理的な世界観を入れますと、
時間観念のない無の空間の形成となります。

いずれのような精神状態をも受け入れることができ、
一度心に決めたことは必ず実行することができます。

ただ、時間が介在しないので、いつやるか、
どれくらいでやるかは問わないのです。

多分に感覚的で、理論が通じませんので、
周りからの理解が得られなくなりやすいので
注意が必要となります。

有限の肉体に
どこまでも広がる精神を所有した先にあるものは、
最大の苦しみと最大の可能性を秘めた世界です。

時間に縛られない目的の遂行が吉となるでしょう。

◆自ら輝く石となれ

このひと月は、
美しさを意識することで理想的な状態となります。

ここでいうところの美しさとは、
造形美、清潔感、品格、礼節、言葉です。

転じて目の前の人へのお尽くしとなります。

ひとりよがりの個人を磨く美しさではなく、
他者への配慮からの美しさ。

つまるところ、内面のともなう美しさが肝要です。

美しき戊子は、
すばらしいバランス感覚を持ち、知的で明哲たり得るのです。

自らを主張せずとも周りから押し上げられます。

社会から必要とされ、
リーダー的な役割を担うことがあれば、
苦しさは生じながらも、
強いエネルギーを有して活躍することでしょう。

戊子の別名は「華財」。
可能性と財を得る月。
美しき財運にふさわしき在り方を心がけてまいりましょう。

以上、戊子月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただけますと幸いです。

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