【陰陽五行論塾】2020年11月の動向

こんにちは。
陰陽五行論塾事務局です。

木枯らしが吹き始める頃となりました。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。

寒さ深まりゆく冬の折、どうぞ御身体お厭いくださいませ。
ロウソクに灯るあたたかな火が、
皆様の毎日を明るく照らす一助となりますことを願いまして、
今月の動向をお届けいたします。

今月(11/7~12/6)は丁亥月です。

火性で陰の十干「丁(ていか)」と、
水性で陰の十二支「亥(いすい)」が
組み合わさった干支です。

丁はロウソク、灯火(ともしび)などを表し、
亥は初冬の水を表します。
そのため、丁亥は「冬の水面に浮かぶ灯火」というイメージです。
丁亥月のポイントは以下の通りです。

◆神からの啓示

丁亥は、暗く冷たい水面に浮かぶ
今にも消え入りそうなロウソクの火です。

まさに風前の灯火ですが、
だからこそ特殊才能が表出する月となります。
感性豊かに鋭く、直観力と創造的な閃きにつながっていきます。

その効力が及ぼす領域は多岐にわたり、
あらゆる分野において恩恵を受けていきます。

これまで見えなかったものが見え、
感じられなかったものが感じられます。

元来そのような才を保有する人は
より研ぎ澄まされることでしょう。

しかし万物は陰陽一極二元論、
見えたり感じたりするということは、
知らなくてもいいことを知ってしまうことでもあるので、
激しく葛藤し、傷つき、孤独にさいなまれるかもしれません。

また、この特殊能力は
不安定な環境によって引き出されるものですから、
平和で恵まれた環境だと発揮される力は弱まります。

逆に言えば、
心身ともに痛みを享受する不条理な環境に置かれたならば、
丁亥月の恩恵を存分に味わえるということです。

味わい尽くした先には、
今世生まれてきた役割が、果たすべき使命が、
一筋の閃光のごとく、魂を震わせる神の声として聞こえるかもしれません。

◆精神の流動

今月の運勢を開花させるポイントは、精神的な変転変化です。

意識変化と口で言うのは簡単ですが、
これまでの人生体験で刻まれたクセはなかなか抜けないものです。

この学問は球体思考を推奨していますので、
様々な角度からの捉え方が必要です。

慣れ親しんだ思考法やアプローチを手放すことには恐れが生まれますが、
“成長”という変化を通して、目の前の人の良い面を引き出してまいりましょう。

一つとして同じ形のない波のように。
小さな明かりでも反射させて輝かすシャンデリアのように。

しかし、やっかいなのは、自分のことは自分では気づけないことです。
人の振り見て我が振り直せは、相当意識しないとできないものです。

トップランクの人がわざわざ下りてきてくれるのは別として、
他者への注意や提言は、ひるがえると自分にもその要素があるものです。

あなたと私は不二である。
人の粗がよく見えるということは、、、。

私たちは傲慢さからつい忘れがちになりますが、
常に心に留めおきたいものです。
今見えている誰かの粗は、あなたへのお知らせ現象かもしれません。

◆非凡性のベクトル変換

平凡・無難・常識の枠の外に飛び出すことで吉です。
日常生活やお仕事の中に特殊性・異常性を取り入れてみましょう。

とはいえ、そのまま一般社会に受け入れられるわけではありません。

今月は、まず特殊性を出していくことが大切ですが、
我々が日々探究している帝王としての在り方も欠かせません。

帝王の定義は多々ありますが、他者に肯定的な影響力を与えるというのも
その一つに数えられるかと思います。

であれば、おかしな人や変な行動といった特殊性ではいけません。

浮世離れせずにしっかりと現実に立脚し、
人間性も兼ね備えているからこそ、
特殊性が創造性として、異常性が芸術性として認知されるのです。

そして非凡性の中にあって、真面目・勤勉・実直は一切矛盾しません。
むしろ、これらを非凡なまでに極めていくことほど、
貴いものはないかもしれません。

陰陽五行論と帝王学という非凡なものを学んでいる皆様が
すでに非凡者であることは言わずもがなですが、
我々が持つこの非凡性は、他者の役に立って初めてその真価となるはずです。

ベクトルは自分ではなく、他者に向ける。

わが身の痛みは辛いですが、
大切な人のために痛むことは厭わないのが人間です。

状況に合わせる柔軟性を持ち、感情を揺さぶるほどの影響力を持ち、
場を肯定的に包み込むエネルギーを放つ存在としての意識を持つことが、
丁亥月としてのよりよい過ごし方かと思われます。

以上、丁亥月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただけますと幸いです。

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