【陰陽五行論塾】2020年9月の動向

こんにちは。
陰陽五行論塾事務局です。

まだまだ暑さ収まらぬ日々ではありますが、
虫の音や月の美しさに、少しずつ秋の気配を感じる頃となりました。
皆様におかれましては、楚々として咲く秋花のような
爽やかなる日々の訪れを願いまして、
今月の動向をお届けいたします。

今月(9/7~10/7)は乙酉月です。

木性で陰の十干「乙(おつぼく)」と
金性で陰の十二支「酉(とりきん)」が
組み合わさった干支です。

乙は草・花・蔦などを表し、
酉は金属・宝石、季節では仲秋を表します。
そのため、乙酉は「美しき秋の生け花」
というイメージです。

乙酉月のポイントは以下の通りです。

◆清き心で静穏たれ

乙酉は、観賞用に生けられたとても美しい花です。
きらびやかで人目を引きつけますが、
根は切られている状態ですので、
自我を出さずに、迎え入れられる状態をよしとします。

利己的な積極性や、深く考えず感情にまかせた発言は、
思わぬトラブルを招いたり、不要な痛みを与えたりするかもしれません。
口は災いの元とならないように注意しましょう。

静かで穏やかとはいえ、行動するのがダメなわけではなく、
むしろ、動きながら考えるくらいがちょうどよかったりします。
勉強は机の上だけではなく、日常生活の体験の中でも得られます。
矛盾を感じるかもしれませんが、忙しい方が快調になるでしょう。
心穏やかに動きは多忙、が乙酉月のポイントです。

◆他者とのご縁を大切に

今月は、身内縁よりも友人・他人縁に恵まれます。
かつ、自身の知見を他者のために使うことで運気が上がりますので、
いかに他者のために生きられるかが問われます。

目前に不運な人がいたら助け、感謝されることも望まず、
助ける役目が済んだら静かにその場を去り、元の仕事を続ける。
たとえば、このような生き方が一つの例となるでしょうか。

また、周囲への影響力を強く発揮することができる月でもあります。
周りの人を巻き込んで一つの世界に引っ張っていくことで、
現状を打開し、ひいては次代の育成にもつながることでしょう。

とはいえ、あくまでも観賞用の花ですので、
求められて応じる姿勢でいることに変わりはありません。

◆信じる者はうまくいく

裏表のない正直で素直な生き方が吉となります。

守備本能が働くと、本心や手の内を晒すことにリスクを感じますが、
どれだけ搾取されたとしても立ち上がる己の強さとしなやかさを信じ、
誰の中にも良心と誠実さがあることを信じ、
そして、この世界に存在するあふれんばかりの豊かさを信じ、
あるがままの心を隠さずにただ在ることが、理想の生き方となります。

その道の途中には、裏切られたりだまされたりする現実があるでしょう。
しかし、切られれば切られるほど、痛みを感じた分だけうまくいくこともまた、
確かなことなのです。

むやみに自分をさらけ出すことが目的ではありませんが、
大切にするあまり内に秘めてしまうと、
可能性の広がりを限定しかねません。

持ってる知識や技術はすべて出すべし、とは塾長の教えですが、
この帝王学を実践する機会として最適の月といえるでしょう。
淑(しと)やかでありながらも楚々とした秋の花のように、
潔く爽やかなエネルギーを放つ存在でありたいものです。

以上、乙酉月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただけますと幸いです。

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