【陰陽五行論塾】2020年8月の動向

こんにちは。
陰陽五行論塾事務局です。

ついに梅雨が明けましたね。
雨の時期に習得した知識を、いよいよ行動に反映する番です。
皆様が、梅雨明けのように清々しい毎日を過ごす一助になることを願いまして、
今月の動向をお届けいたします。

今月(8/7~9/6)は甲申月です。

木性で陽の十干「甲(こうぼく)」と、
金性で陽の十二支「申(さるきん)」が
組み合わさった干支です。

甲は樹木を表し、
申は岩・鉄鉱石、季節は初秋を表します。
そのため、甲申は「岩に根ざした秋の樹木」
というイメージです。

甲申月のポイントは以下の通りです。

◆高き理想を胸に秘め

甲申月は、知性・品位・自律において至高の領域まで極まります。
冴えわたる思考と知的好奇心にストイックさが加わります。
実現不能かに思えるほどの高き理想を胸に秘め、
自律していくのが自然の流れに沿った生き方となります。

今月意識するポイントは、切れ味の鋭さです。
今のままでいいんだよと、やさしくあたたかく包み込むよりは、
今世果たすべき使命を全うするために己を磨き、挑戦する姿勢こそが、
甲申月にふさわしい生き方のように思われます。

日々の悩みや葛藤は、自己を錬磨するために不可欠のものですから、
不安や恐れの只中に積極的に飛び込み、
痛みを肯定的に受け取ることをおすすめします。

ただし、これはあくまで自己研鑽としてあるべきです。
他者にも求めがちになりますが、関係性が壊れます。

鋭さは他者に向けるものではなく、自分に向けるもの。
鋭き刃をもってわが身の叡智を切り取り、目の前の人の助けと成す。
鍛え上げ研ぎ澄ましたひと月の後には、
天の風に吹かれる自分に気づくことでしょう。

◆分け隔てない愛情を

目前に迫った苦難や困難を解決する才能が輝き、
その瞬間における頭の回転は実に敏速なものとなります。

しかし、どんなに見事な解決策であったとしても、
聞いてもらえなければ、心に響かなければ、意味がありません。
そのためには、見返りを求めない愛情奉仕が要となります。

課題を解決するのではなく、課題を抱えている人に寄り添う。
起きている現象を扱うのではなく、背景に想いを馳せる。

その根幹をなすものはまさに無償の愛であり、
積み重ねることによってのみ、にじみ出てくるものです。

誰かが必ず見ていますし、見ていなくても伝わります。

ゆかりある人にはもちろん最大限の愛情を、
さらに今月はもう一つ大きな範囲で動かしてみてはいかがでしょうか。

◆ 疾風迅雷を旨とする

精神・肉体ともに、キビキビと折り目正しくあることで吉となります。
何事においてもスピードは速く、かつ行動に移すことが大切です。

智は極みに達しますが、考え過ぎると腐ります。
常に緊張状態を保ち、のんびりさや遊びとは対極の世界です。

夏休みなのに…という声が聞こえてきますが、
緊張は長く続きませんし、継続するには弛緩が大切です。

エネルギッシュに動きながらも、オンオフはしっかりと。
瞬間を激しく生きながらも、無の美しさもあわせ持つ。

その体験の中で得られたものは、
生涯忘れることなき財産として身につくことでしょう。

以上、甲申月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

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