【陰陽五行論塾】2020年6月の動向

こんにちは。陰陽五行論塾事務局です。

段階的に自粛解除されつつありますね。
このように変化が問われるからこそ、
各々が持つ可能性を信じ、
今だからこそ何ができるか、
目の前の人にお尽くしできるかが大切な月になりそうです。

皆様にとって豊かな月になることを祈って、 今月の動向をお届けいたします。

今月(6/5~7/6)は、壬午月です。
水性で陽の十干「壬(じんすい)」と火性で陽の十二支「午(うまび)」が
組み合わさった干支です。

壬は海や大河を表し、 午は太陽や巨火、季節では真夏を表します。
そのため、壬午は「真夏の太陽が輝く南国の海」というイメージです。
壬午月のポイントは以下の通りです。

◆晴れ、ところにより波瀾万丈

壬午は、見かけの穏やかな楽園のような南の海です。
平和でのどかな光景が思い浮かびますが、
それは水(壬)と火(午)のバランスがとれているからこそです。
両者のバランスが崩れた際に様子は激変し、
豪雨や熱波といった 自然の猛威にさらされます。
このことから、起伏の激しい1ヵ月になると読み解けます。

水性(習得本能)と火性(伝達本能)のバランスを崩さずに
安定を保つ生き方ができると、異質なものの完全美となり、
成功を得ることができます。

一方で、アンバランスが悪いというわけではなく、
その場合は直観力や霊力が冴え、予知夢や正夢を見たり、
自分の人生を予言できたりします。

どちらが良い悪いではありませんが、基本人は偏りがあるものです。
且つ今月は不安定で吉となりますから、
夢や理想を追い求める冒険心に火をつけて、
自ら未知の領域に飛び込んでいく生き方はおすすめです。

壬午月は、多くの失敗こそが成功につながる道であり、
成功と失敗を繰り返すことで、双方の限界値が広がっていきます。
波瀾万丈で豊かなひと月をお過ごしくださいませ。

◆過ぎたるはなお及ばざるが如し

直観力や霊力に加え、思考力も高まり、頭の回転も速くなりますので、
普段は見えない相手の細かいところや内面が見えてきます。
しかし、だからといって見えるがままに大量の情報を伝えても、
相手の準備が整ってなければ、受け取れないばかりか、
かえって混乱を招くだけです。
相手の背景に寄り添い、状態や望んでいるものを見極め、
やりすぎずやらなすぎず、多すぎず少なすぎずといった
中庸を意識することが大切になってきます。

前述の波瀾万丈で限界値を広げることと矛盾を感じるかもしれませんが、
「やり過ぎること」と「極めること・高みを目指すこと」との間には、
単なる表現の上だけではない違いがあるように思います。
人生体験の振り幅が大きいほど、中庸が見えてくると言われているように、
不安定な月運を受け入れ行動しながらも、中庸の意識を手放さないことが、
今月の運気を上げるポイントと言えるでしょう。

◆変化と共存

知性と機微を察知する能力が高まり、
自身も着手するものも無限の可能性を秘めていくでしょう。
しかし、いかようにでも変化できる無限の可能性があるということは、
同時に先行きが不透明で不安を感じる状態でもあります。

だからこそ、持続性を願うのではなく、時間に縛られるのでもなく、
瞬間瞬間を激しく生き切ることが重要です。
どう変わるにせよ、変化しないことが最もリスキーなのです。
水がその場でとどまると腐ってしまうように、
常に変化することが大切です。

そして、高い知性と直観力を他者のために使う(他者を生じる)ことで、
本来持っている才能が開花していきます。
対象は、まだ見ぬ不特定多数の誰かではなく、
まずは身近な人のためにその力を使うのがよいと思います。

使う力が思いつかなければ、その時はありったけの愛を注げばいいのです。
大切なのは、内にとどめるのではなく流動させることです。
自分一人で完結するのではなく、誰かにエネルギーを渡すことなのです。

最後に2020年5月の生き様レジュメより抜粋したものを、
結びの言葉といたします。

他者に優しく、他者に与える姿勢が、
結果的に自分が満たされるという原則を知っておくことだ!

以上、壬午月のみで見たポイントです。
ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

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